真夏でも、コロナ感染者が増加したり減少したり。
オミクロン株から派生した変異株『ニンバス』は、まるで“カミソリの刃を飲み込んだような強いのどの痛み”が特徴。
ワクチン接種者も未接種者も、結局、自己の自然免疫力を高めることが、コロナに限らず、あらゆる感染症の防止策だと思います。
では、免疫力を高めるとは具体的にどのようなことなのか。
阪大の准教授監修のコラムを見つけました💡
【「免疫」とは、私たちの体に備わっている、病原体などから体を守る仕組みです。
風邪をひいたときに熱が出たり、鼻水が出たりするのも、免疫の機能がしっかり働いていることによって起こる免疫反応と表現することもできます。
このように考えると、免疫力とは、この免疫機能を正常に働かせて病原体に対抗し、自分の体を守る能力といえます。
「免疫力」を、免疫機能を正常に働かせて自分を守る能力とすると、「免疫力を高める」とは、「免疫細胞を活性化させて、免疫機能全体の能力を高めること」と言い換えられます。
免疫力が発病のリスクに関係してくる病気は、感染症だけではありません。
例えば、体の中で発生したがん細胞を攻撃して排除する働きも、免疫力が関係していると考えられています。
免疫の仕組みは、自然免疫と獲得免疫という二段構えになっています。
自然免疫とは、体内に侵入しようとする微生物を、まず、全身の皮膚や粘膜(鼻や口の中、消化管など)でブロックして、体内への侵入を阻み、それを突破して侵入した微生物は白血球が攻撃して排除するという働きです。
この自然免疫は、生まれながらにして持っています。
この自然免疫を破って体内で増殖をし始めた微生物に対して働くのが獲得免疫です。
侵入した微生物に特異的な抗体(標的とする微生物のみを効率良く排除するタンパク質)を作り、微生物を退治します。
獲得免疫は、過去に体内に侵入したことのある微生物の特徴を記憶して、それにあわせて効果的な抗体を作り出すという能力を“獲得”していくため、子どもから大人へと成長する過程でさまざまな微生物にさらされることで発達します。
これら、自然免疫や獲得免疫の能力が低下すると、微生物が体内へ侵入・増殖しやすくなり、感染症のリスクが高まります。
免疫力は人によって異なり、また同じ人でも状態によって変化すると考えられます。
免疫力が低下する原因として、例えば加齢が挙げられ、一般的に高齢者では免疫力が低い傾向にあります。
その他に、生活習慣の乱れ、具体的には喫煙、睡眠不足、肥満またはやせすぎ、そしてストレスも免疫力の低下につながる要因です。
また、免疫力を低下させる病気(例えば糖尿病や腎不全など)または薬剤(例えば臓器移植後に必要な薬など)も該当します。
これらは以前から知られていたことですが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19。以下:新型コロナ)のパンデミックの際に、より明確になりました。
パンデミックの比較的早い段階で、高齢者、喫煙者、肥満、糖尿病などの基礎疾患がある人などは、新型コロナに感染したり感染後に重症化しやすいことが報告され、高齢者や基礎疾患のある人がワクチン優先接種の対象となったことを、多くの人が記憶されていると思います。
反対に、適度な運動を習慣的に行っている人は、新型コロナの感染リスクが低いと示す研究結果も報告されています。
免疫力が高すぎることが問題になることも
免疫力は低下することによって感染症のリスクが高まる一方、免疫力が高ければ高いほど健康になるわけではありません。
免疫機能が正常に、適切に働くことは、感染症やがんの予防にとって不可欠。免疫機能が活性化しすぎてしまうと、本来は体に害とならないような物質や、自分自身の正常な細胞や組織にまで反応してしまい、かえって健康が損なわれてしまう可能性があります。
そのため、ただ「免疫機能を高める」のではなく、正常に維持させることが重要です。
免疫力が低下しがちな生活習慣を正し、免疫力を高める(免疫機能を正常に維持させる)ために取り組みたい生活習慣を紹介します。
食生活を整え、バランス良く栄養を補給する

栄養素のバランスを整えるには、主食・主菜・副菜のそろった、いわゆる「一汁三菜」という日本の伝統的家庭料理のスタイルがおすすめです。
主食とは、ごはんやパン、麺類などの、主に炭水化物の食品のこと。
主菜は主にタンパク質の食品と少量の脂質のことで、食品としては肉や魚と調理油など。
副菜は小鉢や汁物で、食物繊維やビタミン・ミネラルの供給源。
食品としては、野菜や果物、きのこ、海藻などです。
外食が多い人や偏食の傾向がある人、食が細い人などはビタミンやミネラルなどの微量栄養素が不足しやすいため、ビタミン剤やサプリメントの使用を考えてみてもよいかもしれません。
食事についてのまとめ
・3食をしっかり取り、エネルギー源を確保する。
・食事のタイミングを定める。
・早食いをせずよく噛む
・ビタミンC、A、D、亜鉛の摂取
】
そして、
・腸内環境を整える
・負荷がかかりすぎない適度な運動を行う
・体を冷やさずほどよく温める
・質の高い睡眠をとる
とのことです。

食事・睡眠・適度な運動。
ストレスをためない。
なかなか難しいことではありますが、心がけるようにしましょう。
弊店も、会話や、『スウェディッシュマッサージ』や『シャンプーマッサージ』『負荷のかからないストレッチ』などの施術で、ボディ&ココロのメンテのお手伝いをさせていただいております。
普段眠りが浅い方、ショートスリーパーの方は是非お越しください。

眠れない夜、誰かと話したいときなどもご忌憚なくどうぞ♪
